顎関節症について2

顎関節症は20~30代に比較的多く発症する傾向があり、男性よりも女性に2、3倍も多く 十数年内で15倍にも増加したともいわれます。

男女間における発生頻度の差がなぜあるのかということに関しては、未だに解明されていませんが 女性は男性と比較して骨格や顎関節付近の靱帯が脆弱であるという身体的な違いの他に、女性は 痛みやストレスに対して敏感であることや、自身の健康に対して関心が高いことが影響しているといわれています。 また一説には女性ホルモンが関与しているなどともいわれています。

10代半ばからの有病率の増加は、その時期に成長発育が終了し、顎関節に適応能力が無くなることが大きく関係しています。また、その頃から精神的なストレスも多くなるなどが考えられます。

30代以降において減少するのは、症状が改善するのではなく症状に慣れてしまうため、受診率が減少するためではないかと考えられています。

最近、顎関節症を訴える人が増加した理由は、様々なストレスが多くあり、不規則な生活を強いられるような生活や、食生活の欧米化などが関係しているのではないかと言われています。

顎関節症では、まず患部を安静にする、問題のある生活習慣を改善する、薬を服用するなどの治療が優先されます。

<主なセルフケア>