歯周病について

歯周病の多くが以前は歯槽膿漏といわれていました。 これは「歯槽(歯ぐき)から膿が漏れる」といった症状を表したもので 正式な病名は辺縁性歯周炎といいます。歯周病になると歯がぐらつき、歯ぐきから膿が出てきます。 そして、ぐらついた歯が抜け落ちてしまうという恐ろしい病気です。 また、1本にとどまらず、口の中全体に広がっていきます。

《歯周病はどうしておこるのでしょうか?》

歯肉(歯ぐき)と歯の間には、ポケットという1ミリくらいの隙間があります。 歯みがきをおこたってしまうとこのポケットに歯垢がたまります。 たまった歯垢が歯石をつくり、隙間を押し広げていきます。 これを積み重ねることで歯肉が炎症を起こします。 これが歯肉炎で歯周病の第一歩です。

歯肉炎にかかると歯ぐきは赤く腫れ、りんごをかじったときなどに歯ぐきから血がでます。 歯肉炎を放置しておくと症状はますます悪化し、歯周炎へと進んでいきます。 このように歯周病は主に歯ぐきと歯の間のブラッシングがきちんとできていないのが原因となります。

また、歯並びが悪いと、上手に磨くことができず磨き残しが多くなりむし歯や歯周病になりやすいといわれています。